まず、PCIの歴史ですが、遡ること1977年、ドイツ人医師の Gruentzigにより、チューリッヒの病院にて世界で初めて人に対する冠動脈形成術が行われました。
Gruentzigらは自らの手で血管拡張用のバルーンを作成し、手技を行いました。
この頃の冠動脈形成術はバルーンによる血管拡張術であり、PTCAと呼ばれていましたが、1990年代からステント留置術が普及すると、インターベンション治療、PCIと呼ぶようになりました。
現在は、従来のバルーンのみで治療する手技をPOBA、冠動脈へのカテーテル治療全般をPCIと言い分けるようになりました。