冠動脈にシロリムス溶出ステント(SES)の留置を受け、30ヶ月までに有害事象を経験しなかった患者の10年の追跡より、30ヶ月を超える2剤の抗血小板療法(DAPT)の継続は、30ヶ月までのDAPTの継続と比較し、有害事象のリスクが高かったことが、三井記念病院の佐藤達之氏により、第80回日本循環器学会学術集会の口述セッションで発表された。
DES留置後の10年の追跡における長期DAPTの影響
本研究では、2004年8月から2005年4月に、三井記念病院において冠動脈にSESの留置を受けた243人(293病変)のうち、30ヶ月までに有害事象が認め...