冠動脈に中等度狭窄が認められた患者において、FFR値が0.75-0.80のグレーゾーンの病変ではPCIを施行した場合と比較し、deferした場合は約8ヶ月の追跡期間のTLRの割合が有意に高かったことが、心臓血管センター金沢循環器病院の末松哲郎氏により、第80回日本循環器学会学術集会のポスターセッションで発表された。
FFR値が0.75-0.80のグレーゾーンにおけるPCIの施行の有無による臨床成績
本研究では、2011年8月から2014年9月に、心臓血管センター金沢循環器病院において、冠動脈造影で中等度狭窄を認めFFRを測定した連続309例のうち、F...