「技術は人から見て盗め」と言われた職人気質の指導は昔のこと。今の若い世代の医師には、早い段階で様々な道を選ぶことが出来ます。本座談会では、大学、専門病院、そして、開業という異なる立場の医師にお集まりいただき、それぞれの道の一長一短を語っていただきました。

講師:割澤 高行 先生(聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院)、徳田 尊洋 先生(名古屋ハートセンター)、荒木 正 先生(亀戸内科クリニック)

本動画は2021年10月8日にWEBシンポジウムにて放映した内容になります。
ライブ配信のため、画像・音声の乱れがあります。
演者の所属先は放映時のものとなります。

 

 

視聴者の対象

  • 30代の循環器内科医
  • 転職を希望している循環器内科医
  • クリニック開業を目指す循環器内科医
  • 部下の育成に悩む部門長・科長
  • 医療機器・製薬企業で働く人

みどころ

  • 医局制度とその崩壊がもたらした影響を考えます。
  • 大学病院、開業、専門施設で働く医師の1日のスケジュールを比べます。
  • 大学病院、開業、専門施設で勤務する医師の年収の違いを考えます。
  • それぞれの施設に勤務する医師のQOLを比較します。

目的

大学病院、専門病院、クリニック開業に至るまでの経緯を語ってもらい、自らの選択肢に対するメリット、デメリットを伝えてもらうことでそれぞれの立場の視聴者に新たな気づきを提供します。

背景

2000年に医師法が改正され、2004年から今の臨床研修制度が始まり、診療に従事する医師は2年以上の臨床研修を受けることが必要になりました。また、2004年以降はマッチングシステムを伴う制度に変更されました。それにより、研修医が研修施設を選択できるようになり、地方の基幹病院などで医師不足が伝えられるようになりました。

このような外部環境の変化により、若手医師の大学への帰属心が失われ、医局に所属するメリットを見いだせず自らの居場所を自ら選択する流れが加速しました。今回、大学病院、循環器専門施設、そして、クリニック開業と異なる道を選択された3人の先生方をお招きし、各々の立場から自らの選択を語っていただきました。将来の選択に悩む若手医師に重要なメッセージをいただきました。