Air Mail「早瀬 元也 氏」前編

Skirball Center for Cardiovascular Research
早瀬 元也 氏

スタンフォード大学に渡米する以前のご経歴をお教えください。

1986年に愛知医科大学卒業後、労働福祉事業団中部労災病院にて研修を受けました。そこで4年間、各科をローテーション後、循環器に所属し基礎を学びました。その当時一般病院では急性心筋梗塞に対する治療は、ウロキナーゼの全身投与や経皮的冠動脈内注入が治療の中心でした。ウロキナーゼを使用する為、穿刺部からの出血、血腫などの合併症も多く、ベッドサイドで何時間も圧迫止血していたことを今でもよく覚えています。また術後の安静拡大には2週間程を要し、安静によるICU症候群も問題となっていました。血栓溶解剤による治療は不完全な冠動脈血行再建であり、冠動脈再閉塞や心筋梗塞再発などが起こり、患者様のために良かれと行っていた治療が空回りしているように感じていました。