「週間ランクイン記事を読み解く」1週間分まとめ読み ～2021年10月23日-10月29日～

【一般注目ニュース】

大谷翔平選手 『ベースボール・アメリカ』誌の年間最優秀選手に選出
平成の怪物、松坂大輔選手が10月19日に引退会見を開き、ファンがその会見を見てセンチメンタルな気分に浸った4日後の23日、アメリカを代表する専門誌「ベースボール・アメリカ」が2021年シーズンの年間最優秀選手に大谷選手を選出したというニュースが伝えられました。今年の成績は打者として155試合に出場、打率0.257、46本塁打、26盗塁と輝かしい成績を残しました。しかし、選手としての記録以上に彼の振る舞いや謙虚さに注目が集まりました。球場にごみが落ちていたら拾い、折れたバットも自ら拾い、ボールボーイに手渡す際は折れていない部分を渡す配慮。日本人として彼の態度を誇りに感じる人は多いのではないでしょうか。

【新型コロナウイルス関連】

新型コロナワクチン接種率の増加と感染者数の低下
感染者数が毎日減少し、この週のはじめの10月23日には全国で285人となりました。この日に最多の感染者数を記録した都道府県は大阪府であり46人、東京が32人と続きました。この背景にはワクチン接種率が高まっていることが考えられます。10月21日の首相官邸からの報告では、1回目を終えた人の割合が76.1％、2回目が68.6％と約7割がワクチンを接種したことになります。10月24日の「Our World in Data」によると、ワクチン接種率は1位スペインの79.58％、2位カナダの73.42％、3位中国の72.56%、4位イタリアの70.62％、5位韓国の69.45％に続く、世界6位までになりました。ワクチン開発先進国のアメリカの接種率は依然56.55％です。

【関連学会からのお知らせ】

浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会のお知らせ
本邦において浅大腿動脈用のステントグラフトの使用を適正化するために日本脈管学会、日本血管外科学会、日本IVR学会、及び日本心血管インターベンション治療学会の４学会が立ち上げた「浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会（通称 SFASG管理委員会）」より、「今般、非認定施設において非認定医による浅大腿動脈病変に対する留置が確認された」ことが判明したことから、10月8日付の「お知らせ」にて、適正なデバイス使用を促す通知が出されました。委員会では、製造販売元の日本ゴア合同会社にも事実確認したところ、「当初の施設以外にも複数の事案が確認された」ことを公表し、それぞれの学会の会員に対し、適正使用指針に則って使用するように通知しました。

それでは、以下、週間ランキングを紹介します。