2019年8月16日: アメリカのFDAが外科手術に低リスクの重症大動脈弁狭窄症患者の治療に対し、経皮的心臓弁(Sapien 3、Sapien 3 Ultra、CoreValve Evolut R、CoreValve Evolut PRO)の適応拡大を承認した。この患者群への適応拡大は世界でFDAが最初であり、これにより、若年の患者や高齢でも比較的健康状態の良い患者においてTAVRによる治療が可能となる。
今回の承認は、ACC.19で発表されたPARTNER 3試験とEVOLUT Low Risk試験でのTAVRの良好な結果を受けたものであり、両試験結果は発表と同時にThe New England Journal of Medicine誌にも掲載された。