PRESERVE試験より、血管造影を受ける腎障害リスクの高い患者において、重炭酸ナトリウムの静脈内投与は、生理食塩水の静脈内投与と比べて、造影剤に関連する腎障害、及び重篤な腎有害事象のリスクを低下させず、また、N-アセチルシステイン(NAC)の経口投与は、プラセボと比べて、同様のイベントリスクの低下に関連しなかったことが、アメリカ、VA Pittsburgh Healthcare SystemのSteven Weisbord氏により、AHA Scientific Sessions 2017のLate Breaking Scienceセッションで発表された。