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心臓手術後の術後心房細動の予防に対する左後方心膜切開術の効果: PALACS試験

PALACS試験より、待機的心臓手術を受けた患者において、左後方心膜切開術(posterior left pericardiotomy)は、術後の合併症を増加させることなく、心房細動の発現を抑制させたことが、アメリカ、Weill Cornell MedicineのMario Gaudino氏により、AHA 2021のLate-Breaking Scienceセッションで発表された。

心房細動は心臓手術後の最も一般的な合併症であり、入院期間の延長、死亡や脳卒中などの有害事象の増加と関連している。心臓手術後の心嚢液貯留は心房細動を引き起こす可能性があり、これまでの研究から心嚢液を胸腔内に排出する心臓手術時の左後方心膜切開術が術後の心房細動の発現を抑制する可能性が報告されている。 PALACS試験では、2017年9月から2021年8月に単施設において、心房細動やその他の不整脈歴がなく、冠動脈、大動脈弁、上行大動脈に対する待機的手術を受ける成人患者をスクリーニングし、基準を満たした420人を左後方心膜切開術を施行する群(介入...