NIPPON試験の3年追跡より、Noboriバイオリムス溶出ステント(BES)留置後の短期の2剤の抗血小板療法(DAPT)と長期のDAPTでNACCE(全死亡、MI、脳卒中、大出血)の割合に差はなかったが、70-<77歳の糖尿病患者、並びにSYNTAXスコアが>23.3の70歳以上の患者では、長期DAPTにより虚血性イベント抑制の恩恵が得られる可能性があることが、東邦大学医療センター大橋病院の中村正人氏により、ESC Congress 2017のClinical Trial Updateセッションで発表された。