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アテローム動脈硬化性疾患に対するカナキヌマブによる抗炎症治療: CANTOS試験

CANTOS試験より、高感度CRP(hs-CRP)値の高いMI歴を有する患者において、インターロイキン-1βを標的とするヒトモノクローナル抗体のカナキヌマブによる治療は心血管イベントを抑制し、肺癌の発症と癌による死亡を低下させる可能性を示したことが、アメリカ、Brigham and Women’s HospitalのPaul Ridker氏により、ESC Congress 2017のHotlineセッションで発表された。

CANTOS試験では、2011年4月から2017年6月に世界39ヶ国より登録したMI歴を有し、スタチン等の治療を受け、hs-CRP値が≧2mg/Lの10,...
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