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2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン

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近年、欧米では心筋炎を大きく急性心筋炎と慢性炎症性心筋症に分類する方向にシフトしており、慢性心筋炎という用語の使用が世界的に減少してきた。そのような背景から、ガイドライン名が2009年改訂版の「急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン」から、「心筋炎の診断・治療に関するガイドライン1)に変更され、改訂版が策定された。

第87回日本循環器学会学術集会の委員会セッションでは、本ガイドラインの班長を務めた北海道大学の永井利幸氏より、ガイドライン改訂の重点項目として、定義・分類・診断アルゴリズム、特記すべき推奨・CQの設定、特徴ある心筋炎について解説された。

心筋炎の病態・分類

従来の我が国のガイドラインでは急性、慢性の境界を3ヶ月(数ヶ月)と定義してきたが、本ガイドラインでは30日を境界とする定義を採用し、発症から<30日...
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