FAME 2試験(2012年)、ISCHEMIA試験(2019年)、REVIVED試験(2022年)は、冠動脈の血行再建の意義を考える上で大きなエビデンスであり、同時に議論を呼ぶ結果でもあった。これらのエビデンスをどう理解し、虚血性心不全に対するインターベンションをどうとらえるべきか、千葉大学の小林欣夫氏により、第88回日本循環器学会学術集会の日本循環器連合up-to-dateセミナーセッションで発表された。
虚血性心不全に対するインターベンションについて熟考する ~ISCHEMIA試験、FAME 2試験、REVIVED試験~
ISCHEMIA試験をどう解釈する?
ISCHEMIA試験1)では、中等度以上の虚血が認められた安定虚血性心疾患患者を対象とし、冠動脈造影とPCI/...