フェーズ3試験であるCLEAR-J試験より、スタチンへの反応が不十分、又はスタチン不耐の日本人の脂質異常症患者において、肝臓中のクエン酸分解酵素であるATPクエン酸リアーゼに作用することでコレステロール合成経路を阻害するベムペド酸による12週の治療で、プラセボと比較して顕著なLDL-C低下効果が認められたことが、りんくう総合医療センターの山下静也氏により、第89回日本循環器学会学術集会のLate Breaking Clinical Trialsセッションで発表された。
日本人の脂質異常症患者におけるベムペド酸の有効性と安全性: CLEAR-J試験

日本の多施設が参加したCLEAR-J試験では、動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版(JAS 2017)のLDL-Cの目標値に到達していない、スタチン...