一次予防、又は二次予防のために第3世代の皮下植込み型除細動器(S-ICD)の植込みを受けた患者において、植込み前のセンシングベクトルの適合が<3つ、及びリードⅠにおける低いQRS/T波比は、不適切なショックの独立予測因子であり、自動スクリーニングデータは、不適切なショックの定量的な予測因子として有用であることが、フランス、Grenoble-Alpes University HospitalのMouna Ben Kilani氏らにより、12月号のEP Europace誌で報告された。
第3世代S-ICDによる不適切なショックの植込み前の予測因子
Kilani氏らは、2017年1月から2020年3月に、多施設において一次予防、又は二次予防のために第3世代のS-ICDの植込みを受けた300人の患者のデ...