原発性心臓腫瘍に関連する心室頻拍(VT)の機序には腫瘍辺縁に局在するリエントリーが関連しており、切除不可能な腫瘍に関連するVTに対して、腫瘍と心筋の境界に沿って行うクライオアブレーションが有効である可能性が示されたことが、Nippon Medical SchoolのHiroshige Murata氏らにより、1月号のJACC: Clinical Electrophysiology誌で報告された。
原発性心臓腫瘍に関連する心室頻拍の電気生理学的、及び病理組織学的特徴
Murata氏らは、1981年から2020年に単施設にてVTに対する手術を受けた患者67人のうち、原発性心臓腫瘍(線維腫2例、脂肪腫1例、過誤腫1例)に関...