TRANSFORM-HF試験より、心不全入院後の患者において、トラセミドを用いた治療はフロセミドの使用と比較して12ヶ月間の症状やQOLを改善しなかったことが、アメリカ、Duke Clinical Research InstituteのStephen J. Greene氏らにより、7月11日号のCirculation誌で報告された。
心不全入院患者の症状とQOLに対するトラセミド vs フロセミド: TRANSFORM-HF試験
Greene氏らは、アメリカの60施設において、心不全で入院した患者2,859人をトラセミド、又はフロセミドを投与する群に1:1に無作為に割り付けたTRA...