DELIVER試験の事前に規定された解析より、LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF)、又は保たれた心不全(HFpEF)患者において、外来での経口利尿薬の増量を必要とする心不全増悪イベントは13%の患者に認められ、予後は心不全治療を必要とする緊急外来受診を経験した患者と同程度に不良であったが、ダパグリフロジンはプラセボと比較し、外来で経口利尿薬の増量が必要な患者を減少させたことが、アメリカ、Brigham and Women’s HospitalのSafia Chatur氏らにより、11月28日号のCirculation誌で報告された。
HFmEF/HFpEF患者における心不全増悪による外来での利尿薬増量と予後の関連: DELIVER試験
DELIVER試験では、NYHAクラスがⅡ-Ⅳで、LVEF>40%の外来、又は入院心不全患者を、ダパグリフロジン(10mg/日)群、又はプラセボ群に...