BICATOR試験より、重度の弁機能障害のない大動脈二尖弁患者において、アトルバスタチン治療はLDL-Cを有意に低下させたものの、3年間の治療期間中に上行大動脈の拡張や大動脈弁の石灰化の進行を抑制しなかったことが、スペイン、Hospital Universitari Vall dHebronのArturo Evangelista氏らにより、6月18日号のCirculation誌で報告された。
大動脈二尖弁患者における大動脈拡張と弁石灰化の進行に対するアトルバスタチンの効果: BICATOR試験
BICATOR試験では、大動脈二尖弁を有する220人の患者(女性43人、平均年齢46歳)を、3年にわたりアトルバスタチン(20mg/日)で治療する群、又は...