LVEFが低下した心不全(HFrEF)患者において、心房細動に対するカテーテルアブレーションは、肺静脈隔離術(PVI)単独、又はempiricalライン/後壁Box/低電圧領域アブレーションを追加したPVI(PVI+L/LVA)戦略にかかわらず、収縮機能を改善させ、PVI+L/LVAを受けた患者では合併症リスクが高かったが、両戦略で1年の不整脈回避率に差はなかったことが、スイス、Cardiocentro Ticino InstituteのMarco Bergonti氏らにより、5月1日号のJACC: Clinical Electrophysiology誌で報告された。
HFrEF患者における異なるアプローチによる心房細動アブレーションの経時的推移と臨床アウトカム

Bergonti氏らは、9施設より登録した心房細動アブレーションを受けたHFrEF患者955人を後ろ向きに解析し、肺静脈隔離術(PVI)単独、又はPVI+...