PARADIGM-HF試験とPARAGON-HF試験の患者レベルの統合解析より、黒人、及びアジア人の心不全患者は、白人患者と比較して心血管イベントのリスクが高かったが、サクビトリル/バルサルタンは人種にかかわらず一貫した有効性を示したことが、アメリカ、Brigham and Women’s HospitalのHenri Lu氏らにより、1月1日号のJACC: Heart Failure誌で報告された。
心不全における人種: PARADIGM-HF試験、PARAGON-HF試験の患者レベルの統合解析

Lu氏らは、LVEF≦40%の心不全患者においてサクビトリル/バルサルタンとエナラプリルを比較したPARADIGM-HF試験と、LVEF≧45%の心不全患...