冠動脈にDESの留置を受けた出血リスクの高い(HBR)患者を対象としたMASTER-DAPT試験の15ヶ月追跡より、12-15ヶ月は割り付けにかかわらず通常管理が行われたが、15ヶ月の追跡で、短期2剤の抗血小板療法(DAPT)群は標準治療群と比較して虚血イベントリスクに差はなく、出血イベントリスクは低かったことが、スイス、Cardiocentro Ticino InstituteのAntonio Landi氏らにより、4月10日号のJACC: Cardiovascular Interventions誌で報告された。
出血リスクの高い患者におけるDES留置後の短期DAPT vs 標準的なDAPT: MASTER DAPT試験15ヶ月追跡

MASTER DAPT試験では、冠動脈にDESの留置を受けたHBR患者を対象とし、1ヶ月間のDAPT期間にイベントを経験しなかった患者4,579人を、短期...