東海大学医学部付属八王子病院
笠井 智司 氏
症例
80代後半 女性
主訴
労作時息切れ、血圧高値
現病歴
高血圧症、脂質異常症、陳旧性肺結核にて近医に通院中の方。
1年前から労作時の息切れを自覚していたが、1ヶ月前から症状が増悪し、10m-20m歩いただけでも息切れが出現するようになった。血圧のコントロールも不良であり、半年以上収縮期血圧が190mmHg-200mmHg台であった。
息切れの増悪や血圧コントロール不良を自覚していたが、COVID-19が流行している時期であり、感染が怖いという理由から、かかりつけ医による電話診察が続いていた。
しかし、息切れが持続していることから、かりつけ医を久しぶりに受診した際に、精査・加療目的で当院へ紹介となった。
既往歴
陳旧性肺結核
動脈硬化危険因子
高血圧症、脂質異常症