ESC傘下のHeart Failure Association(HFA)の2023年の年次集会では、慢性心不全に対する薬物療法のLate breaking clinical trialsセッションにて、LVEFが>40%の心不全増悪後の患者においてサクビトリル/バルサルタン(ARNI)を評価したPARAGLIDE-HF試験、利尿薬抵抗性患者においてダパグリフロジンの効果を評価したDAPA RESIST試験、HFpEF患者においてURAT1阻害薬であるVerinuradとアロプリノールの併用を評価したAMETHYST試験などの結果が発表されました。今回は、このPARAGLIDE-HF試験について、解説いただきました。