循環器急性期疾患の患者さんに対する最初の局面、かつ重要な循環器集中治療管理においては、個々の状況に応じて判断が求められるためエビデンスが蓄積されづらいことや、専門外の病態への対応の不確実さの影響を強く受けてしまうことなどが指摘されています。TCROSS NEWSでは、循環器急性期疾患の症例に対する集中管理について、症例検討を通じて知見を深めるための「循環器集中治療フォーラム」を実施しましたが、今回は、患者の状態が不安定な場合に併発する敗血症の管理について、ガイドラインから薬物療法のポイントを解説いただきました。