名誉教授 山口 洋 氏(順天堂大学)
今回は、山口洋氏にSones先生について、そして、日本の選択的冠動脈造影についてお話しいただきます。
選択的冠動脈造影の先駆者であるMason Sones先生とはどのような方でしたか?
Sones先生はとにかく豪快な人でした。彼がやり遂げた功績は大変なことですが、院内では奇人、変人という扱いでした。しかし、Sones先生は全てを見通していた人でした。「人間は一線を越えれば奇人や変人として扱われるが、その線を越えないと新しいことはできない」と話していました。彼のエピソードはたくさんあります。