本動画では、心血管既往歴のないCPA蘇生後の30代男性において、LADのspasmと、LMTの器質的狭窄を診断するまでの経過を足柄上病院の浅井真成氏より症例報告の形でご紹介いただきました。

【症例紹介】
患者は30代男性、1ヶ月前から労作時の胸痛・息切れを自覚し、数日前に階段昇降で強い胸痛を自覚していたものの、安静にて軽快。X日朝、電車にかけ乗ったところ胸痛・気分不快が出現、意識消失。車内にいた医師によりCPRが開始され、駅のAEDでショックが2回作動した。救急隊接触時には頸動脈蝕知可能であり、救急車内で意識清明まで回復した。

救急隊接触時の心電図、来院時の心エコー所見からAMIが疑われ緊急冠動脈造影が施行されたが、有意狭窄は認められなかった。入院後の経過からはspasmが疑われたが、労作時に症状が出現することから、運動負荷心電図を施行すると虚血性変化が陽性であった。

演者: 浅井 真成 氏(足柄上病院)

本動画は第13回豊橋ライブデモンストレーションコースより収録いたしました。
演者の所属先は発表時のものとなります。