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急性心不全で入院した患者におけるエンパグリフロジンの有効性と安全性: EMPULSE試験

EMPULSE試験より、急性心不全により入院した患者において、プラセボと比較して、エンパグリフロジンは、死亡、心不全による再入院のリスクの低下、QOLの改善などの臨床上の恩恵をもたらしたことが、オランダ、University of GroningenのAdriaan Voors氏により、AHA 2021のLate-Breaking Scienceセッションで発表された。

EMPULSE試験では、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、日本を含む多施設より登録した急性心不全で入院した患者530人を、エンパグリフロジン(10mg/日)群(265人)、又はプラセボ群(265人)に無作為に割り付け、90日にわたり治療を行った。 両群の患者背景は同等であり、年齢の中央値は約70歳、約34%が女性で、糖尿病が約45%認められた。LVEFが≦40%の患者が約65%、>40%の患者が約32%であり、非代償性慢性心不全が約67%、デノボ心不全が約33%であった。ベースラインのKCCQ-TSSスコアの中央値は約38%を示した。