【欧州不整脈学会】心房細動アブレーションに関するエキスパートコンセンサスステートメント

欧州不整脈学会 心房細動アブレーションに関するエキスパートコンセンサスステートメント

欧州不整脈学会(EHRA: European Heart Rhythm Association)2024において、心房細動に対するカテーテル、及び外科的アブレーションに関するエキスパートコンセンサスステートメントが発表されました。現在のアブレーションの最前線をお届けします。

心房細動カテーテルアブレーションの適応

症候性の発作性、持続性AF患者では、これまで通り、抗不整脈薬に抵抗性、又は忍容性のない患者においてはカテーテルアブレーションが第一選択である(Advice TO DO)。そして、近年多くの強力なエビデンスが...

心房細動カテーテルアブレーションの術前管理

近年、AFの二次予防のターゲットとしてHEAD2TOES(Heart failure、Exercise、Arterial hypertension、Diabetes type 2、Tobacco、Obesity、Ethanol、Sleep apnoea)が提示されている。心不全に対しては...

心房細動カテーテルアブレーション戦略

本コンセンサスステートメントでは、2017年版 HRS/EHRA/ECAS/APHRS/SOLAECE AFカテーテルアブレーションに関するエキスパートコンセンサスステートメントと同様に、全てのAFアブレーション時に...

心房細動カテーテルアブレーションの術後管理

AFカテーテルアブレーション後、少なくとも2ヶ月は全身の抗凝固療法を行うこと、AFアブレーションを受ける抗凝固療法歴のない患者においては、術後にビタミンK拮抗薬よりもDOACの投与を開始すること、...

覚えておきたい5つのキーポイント

EARLY-AF試験、STOP AF試験などから、AFカテーテルアブレーションは、発作性AFを繰り返す症候性患者において第一選択治療として位置づけられ(Advice TO DO)、症候性の持続性AF患者においては...

不整脈領域の学術集会速報