MASTER DAPT試験より、冠動脈にUltimasterシロリムス溶出ステント(U-SES)の留置を受けた出血リスクの高い(HBR)患者において、2剤の抗血小板療法(DAPT)を1ヶ月で中止する戦略は、経口抗凝固薬(OAC)の適応の有無にかかわらず、一貫して虚血リスクを上昇させることはなく、OACに適応のない患者においては出血リスクを有意に低下させたことが、オランダ、Maasstad HospitalのPieter Smits氏により、ESC Congress 2021のLate Breaking Scienceセッションで発表された。