EuroPCR 2025に新たに設けられた『Translate the TOP trials into practice』は、最新の主要試験を読み解き、試験結果が実臨床に影響を与えたのかを検証するセッションである。
その1つとして取り上げられた、Lancet誌で報告されたREC-CAGEFREE Ⅰ試験では、デノボ冠動脈病変に対する薬剤コーティッドバルーン(DCB)と薬剤溶出性ステント(DES)による治療を比較し、DCBはDESに対して非劣性を示すことができなかった。本試験をどのように解釈し、実臨床に活かすべきなのか、ディスカッションが行われた。