BUDAPEST CRT Upgrade試験のサブ解析より、ペースメーカ、又はICDの植込みを受けており、右室ペーシング率が高く、ペーシング時のQRS幅の広いLVEFの低下した心不全患者は、ベースラインの心房細動(AF)、洞調律にかかわらず、ICDと比較してCRT-Dへのアップグレードによる顕著な効果が示されたことが、ハンガリー、Semmelweis UniversityのBela Merkely氏により、Heart Failure 2024のLate breaking clinical trialsセッションで発表された。
心房細動を有する心不全患者における右室ペーシングから両室ペーシングへのアップグレード: BUDAPEST CRT Upgrade試験サブ解析

BUDAPEST-CRT Upgrade試験では、ペースメーカ、又はICDの植込みを受けている右室ペーシング率が≧20%、ペーシング時のQRS幅が≧150...