単施設のデータより、LVEFが低下した心不全(HFrEF)患者において、ACE阻害薬/ARB、βブロッカーの用量がガイドラインで推奨される薬物療法(GDMT)の用量に満たない場合も、MRAの追加投与は心血管死のリスクを低下させたことが、東京女子医科大学の阿部拓朗氏により、The Week for JCS 2020のOral Abstractセッションで発表された。
ACE阻害薬/ARB、βブロッカーがガイドラインの処方用量に達していないHFrEF患者においてMRAの追加投与が心血管死に与える影響
本研究では、2013年6月から2015年4月に東京女子医科大学病院に心不全で入院し、生存退院したLVEFが<40%の患者609人のうち、ACE阻害薬...