施設のシステムより、患者基本情報、ラボデータ、処方箋、心電図・エコーデータ、PCIレポート、アウトカムなど情報を直接収集するClinical Deep Data Accumulation System(CLIDAS)データベースを使用した研究より、日本の実臨床において、急性冠症候群(ACS)患者では慢性冠症候群(CCS)患者と比較して2年のMACCE(心血管死、MI、脳卒中)のリスクが高いものの、90日を超えてからの心血管死亡率に差はなく、高用量のスタチン、標準用量のβブロッカー、退院時の心拍数が、MACCEやMIのリスクに関連していたことが、九州大学の的場哲哉氏により、第86回日本循環器学会学術集会のLate Breaking Cohort Studiesセッションで発表された。
日本の実臨床におけるPCI後の患者における薬物療法と予後: Clinical Deep Data Accumulation System(CLIDAS)
CLIDASには、東北大学、自治医科大学、自治医科大学さいたま医療センター、東京大学、国立循環器病研究センター、九州大学、熊本大学の7施設が参加しており、...