日本の多施設が参加し、all-comerのデザインでPCIを受ける患者を対象としたRESET試験の10年追跡より、Xienceエベロリムス溶出ステント(EES)による治療は、Cypherシロリムス溶出ステント(SES)と比較して、TLR、死亡/MI、ステント血栓症のリスクに差はなかったものの、TLF(心臓死、標的血管に関連するMI、臨床由来のTLR)のリスクはEES群で有意に低かったことが、京都大学の塩見紘樹氏により、第87回日本循環器学会学術集会のLate Breaking Clinical Trialsセッションで発表された。
日本人の冠動脈疾患患者におけるSES vs EES: RESET試験10年追跡

RESET試験では、2010年2月から7月に、日本の100施設より、除外基準を設けずDESを使用してPCIを受ける3,206人を登録し、EES群(1,59...