鹿児島県内の全PCI施行施設が参加するOK-ACSレジストリーより、ACS患者に対して至適脂質管理、及び二次予防を標準化する県下統一のパス、Kagoshima Styleの導入は、脂質管理を改善したが、ガイドラインの目標値に対しては依然として改善の余地があること、また、ACS患者の管理に顕著な地域差が確認されたことが、鹿児島大学の神田大輔氏により、第89回日本循環器学会学術集会のLate Breaking Cohort Studiesセッションで発表された。
鹿児島県におけるACS患者の特徴と脂質管理の現状: OK-ACSレジストリー

鹿児島県では年齢補正後のAMIの死亡率が全国平均と比較して高いことが報告されており、この課題を検討するためにOK-ACSレジストリーが立ち上げられた。今回...