大腿膝窩動脈疾患に対する様々な薬剤コーティッドデバイスの長期安全性 ～パクリタクセルデバイスに本当に死角なし？～

LINC 2021の2つ目のLATE BREAKING TRIALセッションでは、大腿膝窩動脈疾患の治療における薬剤デリバリーテクノロジーと新たな治療コンセプトを評価した臨床研究の結果が発表された。薬剤コーティッドバルーンが利用できるようになり5年以上が経過し、多くのエビデンスが蓄積されてきている。長期アウトカムへの懸念が払拭されつつある中、このセッションでは主にパクリタクセルコーティッドバルーン（DCB）の長期安全性に焦点を当てた研究報告が集められた。