心原性ショックを伴うACS患者において、VA-ECMOとImpellaを併用した「ECPELLA」と呼ばれる治療が注目を集めている。第34回日本冠疾患学会学術集会において、群馬県の10の医療圏の中で2番目に多い人口を有するものの、人口10万人あたりの医師数が最も少ない太田・館林保険医療圏に位置し、県南東部一帯で唯一の救命救急センターを有するSUBARU健康保険組合太田記念病院循環器内科の根本尚彦氏より、心原性ショックを伴うACS患者の治療の取り組み、Impellaを用いた治療戦略について発表された。