DELIVER試験より、LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF)、又は保たれた心不全(HFpEF)患者において、βブロッカー使用は心血管死/心不全増悪のリスクを上昇させることはなく、ダパグリフロジンはβブロッカーの使用の有無にかかわらず、心血管死/心不全増悪のリスクを低下させたことが、アメリカ、Brigham and Women’s HospitalのAlexander Peikert氏らにより、4月1日号のJACC: Heart Failure誌で報告された。
HFmrEF、又はHFpEF患者におけるβブロッカー: DELIVER試験
DELIVER試験では、20ヶ国より登録されたLVEFが>40%の症候性心不全患者6,263人を、ダパグリフロジン群、又はプラセボ群に無作為に割り付...