ISCHEMIA試験において、保存的治療戦略群に割り付けられた患者の8.7%は無作為化から6ヶ月以内に冠動脈造影を受けており、ベースラインの狭心症の頻度や増加、QOL低下との関連が認められたものの、虚血の重症度や多枝疾患、LAD近位部病変は影響していなかったことが、ポーランド、National Institute of CardiologyのRadoslaw Pracon氏らにより、6月号のCirculation: Cardiovascular Interventions誌で報告された。
ISCHEMIA試験の保存的治療戦略群における6ヶ月以内の冠動脈造影施行に関連する因子

ISCHEMIA試験では、慢性冠動脈疾患患者において、保存的治療戦略群と比較して侵襲的治療戦略群で心血管イベントの減少は認められなかったが、保存的治療戦略...