非心臓手術前に保存的に管理されていた重症大動脈弁狭窄症(AS)患者はイベントリスクが高く、手術前の大動脈弁バルーン形成術(BAV)は臨床的に有意な改善をもたらさなかったことが、フランス、CHU LilleのNicolas Debry氏らにより、10月号のEuroIntervetion誌で報告された。
緊急の非心臓手術前の重症大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁バルーン形成術

Debry氏らは、2施設より2011年から2019年に緊急非心臓手術の予定された重症AS患者133人をレジストリーに登録し、周術期にBAVを受けた患者93...