閉塞性冠動脈疾患を伴わない狭心症(ANOCA)患者において、労作時に胸痛を認める場合、安静時胸痛と比較して微小血管機能が不良で、内皮非依存性の冠微小循環障害(CMD)によるリスク上昇が確認されたことが、アメリカ、Mayo ClinicのKai Nogami氏らにより、9月1日号のEuroIntervention誌で報告された。
ANOCA患者における胸痛パターンと微小血管機能の関連

Nogami氏らは、冠動脈反応性試験を受けたANOCA患者連続1,264人において、胸痛パターンを労作時、安静時、又はその両方に分類し、CMDと胸痛パター...