アメリカのNational Inpatient Sample(NIS)データからの研究より、心室頻拍(VT)に対するアブレーションの年間実施件数が≧50例のハイボリューム施設に入院した患者は、ローボリューム施設に入院した患者と比較して併存疾患を有する割合が高かったにもかかわらず、院内死亡率、及び術後の合併症のリスクが低かったことが、アメリカ、Cleveland ClinicのAgam Bansal氏らにより、7月1日号のJACC: Clinical Electrophysiology誌で報告された。
心室頻拍アブレーションの施設症例数が術後合併症に与える影響

Bansal氏らは、アメリカのNISデータベースより、2019年のVTアブレーションによる入院データ9,298件を抽出し、アブレーションが施行された612...