I-PRESERVE試験より、実臨床のLVEFが軽度に低下、又は保たれた心不全患者の約4分の1はNT-proBNPが<125pg/mLであることが示唆され、NT-proBNPが≧125pg/mLの患者と比較して、心血管死/心不全入院のリスクは低かったものの、MLHFQで評価した健康状態は同様に損なわれていたことが、イギリス、University of GlasgowのToru Kondo氏らにより、8月号のJACC: Heart Failure誌で報告された。
NT-proBNPが低値の心不全患者のアウトカム: I-PRESERVE試験
≧60歳のLVEFが≧45%の症候性心不全患者を登録したI-PRESERVE試験に含まれた3,480人を対象とし、NT-proBNP値が<125pg...