冠動脈ステントを評価する10の無作為試験の統合解析より、PCIを受ける黒人患者は白人患者と比較し、5年のMACE(心臓死、MI、虚血由来のTLR)のリスクが有意に高く、アジア人患者はそのリスクは低い傾向が見られたものの、多変量解析でMACEのリスクに対する有意な因子とは認められなかったことが、アメリカ、Cardiovascular Research FoundationのMordechai Golomb氏らにより、7月13日号のJACC: Cardiovascular Interventions誌で報告された。
PCIを受ける患者における人種と予後の関連: 無作為試験統合解析

Golomb氏らは、冠動脈ステントを評価する10の無作為試験の統合解析から、PCIを受けた患者22,638人において、人種の違いが予後に与える影響を検討し...