COMPLETE試験より、多枝疾患を有するST上昇型MI患者において、非責任病変がLAD近位部/中間部か、それ以外の部位かで心血管イベントの発生率に差はなく、完全血行再建の有益性は一貫していたことが、カナダ、McMaster University and Hamilton Health SciencesのBrian P. McGrath氏らにより、2月10日号のJACC: Cardiovascular Interventions誌で報告された。
ST上昇型MI患者におけるLADの非責任病変と臨床アウトカム: COMPLETE試験

COMPLETE試験では、多枝疾患を有するST上昇型MI患者を、造影ガイドで完全血行再建を行う群(CR群)、又は責任病変のみに血行再建を行う群(COR群)...