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Case Sharing 抗リン脂質抗体症候群に合併した若年女性の急性LM梗塞の1例

浜松医科大学 秋田 敬太郎 氏

症例

20代後半 女性

主訴は胸痛
10代で全身性エリテマトーデス(SLE)を発症し、プレドニゾロン、及び免疫抑制剤を内服していた。また、抗リン脂質抗体症候群を合併し、ワルファリンによる抗凝固療法を受けていた。受診1ヶ月前に感冒症状を認めたが改善傾向であった。

現病歴

受診10日前から、階段昇降時などに胸部圧迫感を自覚し、徐々に症状の頻度が増していた。受診日早朝に突然の胸痛を自覚して目が覚めた。2時間様子を見ても症状が改善せず、救急要請し搬送となった。

既往歴はSLE、ループス腎炎(クラスIV)、抗リン脂質抗体症候群(LAC陽性、aCL抗体陽性)に加え、卵巣出血(20代右付属器摘出術)、総胆管結石(10代ERCPで排石)を経験している。

家族歴に特記事項はなく、喫煙歴なし、飲酒歴は機会飲酒。

内服薬(1日量)は、ワルファリン3.5mg、カンデサルタン8mg、プレドニゾロン9mg、タクロリムス3mg、ミコフェノール酸モフェチル2,000mg、ヒドロキシクロロキン200mg、べリムマブ(月1回)400mgsc、ランソプラゾール15mg、ウルソデオキシコール酸600mg、ミノドロン酸(月1回)50mg

【来院時現症】   身長は156cm、体重は45kg、BMIは18.5kg/m²のやせ型 血圧が99/76mmHg、...
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