岩手医科大学
田口 裕哉 氏
症例
70代 男性
主訴
心窩部痛、労作時息切れ
既往歴
脂質異常症(diet)
内服薬
定期内服なし
冠危険因子
脂質異常症、喫煙歴(20-40歳 40本/day)
現病歴
1週間前から労作時息切れを自覚。受診当日朝に心窩部痛を自覚し近医を受診し、心不全疑いで前医に紹介された。Shock vital、12誘導心電図でaVR、V1-V3のST上昇、胸部単純レントゲン写真で著明な肺うっ血を認め、気管内挿管による人工呼吸器管理、IABP挿入後にCAG施行。LMT含む3枝病変を認めたため、集学的加療目的に当院へ紹介となった。
バイタル
血圧 83/50mmHg(NA 0.5γ、 DOB 5γ)、
脈拍 140/min、
SpO2 96%(FiO2 0.6)