総合病院国保旭中央病院 井ノ口 安紀 氏
症例
30代後半 男性
主訴
症状なし(無症候性虚血)
現病歴
20XX年に高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病(CKD)と診断され、その後CKDの病因を調べるために生検を行ったところ、 微小糸球体変化(minor glomerular abnormalities)が認められた。当院の腎臓内科医により経過観察とされたが、診断から11年後に透析が開始され、 その際の心電図にて陳旧性MI(OMI)が疑われた。その後、心臓CTにてRCA、LADのCTO病変が確認され、循環器内科に紹介となった。
既往歴
高血圧、脂質異常症
嗜好歴
喫煙歴なし、機会飲酒
内服歴
オルメサルタン 10mg/日、アムロジピン 10mg/日、プラバスタチン 20mg/日、沈降炭酸カルシウム 1,500mg/日