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【2限目】 医師不足と働き方改革!疲弊する現場で循環器医療は維持できるのか? ~知らなきゃ変わらない!循環器内科医が感じる医療の不条理~

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働き方改革、償還価格の下落、消費税増税などの外部環境の変化で医療領域は厳しい状況に直面している。TCROSS NEWSでは、会員の皆様が日頃から抱く給料や循環器内科医の不足に関する疑問とその原因・対策について、医師であり、医療政策・医療経済学の専門家である中央大学ビジネススクールの真野俊樹教授に伺った。

真野 俊樹 教授 ご略歴

1987年名古屋大学医学部卒業。医師、医学博士、経済学博士、総合内科専門医、MBA。臨床医、製薬企業のマネジメント、大和総研主任研究員などを経て、多摩大学大学院特任教授。中央大学大学院教授、厚生労働省独立行政法人評価有識者委員などを兼務。医療・介護業界にマネジメントやイノベーションの視点で改革を考えている。

【図1】
【表1】

昨今、医師不足に悩まされているとの声が聞こえてくるが、厚生労働省(厚労省)のデータでは医師数は年々増えている(【図1】)。

ただし、より詳しく見てみると、循環器内科医や心臓血管外科医は、一定の時期から増加する人数が減り続け、その一方で、眼科や美容外科のような緊急を要さない診療科の医師の増加人数が増えていることがわかる(【表1】)。

2024年には医師の働き方改革が実施され、政府は時間外労働に厳格な規制を設ける方針を掲げている。新たに循環器医療を志す医師が減少する中、働き方改革は叶うのだろうか?

 

循環器医療の現場が医師不足に悩まされている原因はどこにあるのでしょうか?

医師不足に関しては、今日の医師不足と少し前の医師不足の潮流が異なることから、分けて理解する必要があります。以前は、地方や僻地で医師が不足しているという状況...
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